対称な二つの山を登る。甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳②
北沢峠を拠点として甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳を登る場合、ブログ等でよく書かれるのが
「体力的に余裕がある仙丈ヶ岳の方を先に登った方が良い」といった内容だ。
山仲間の一人も「仙丈の方はコースタイムの7,8時間くらいで降りてくるけど、駒の方は10時間以上かけてる人がザラだよ」と言っていた。
となれば決まりだ。先に甲斐駒ヶ岳に行こう。
長衛小屋からスタート。沢沿いから気持ちの良い傾斜の緩やかな登山道を歩く。
すぐのところにある仙水小屋を抜けると、苔に覆われた静かな登山道を行くことになる。何とも神秘的だった。
南アルプスにはほとんど来ないけど、この水が豊富で綺麗な種類のある苔を眺めながらのコースは南ならではなのかもしれない。
そのままのんびり歩くと、岩の転がった登山道へ出る。
仙水峠までは傾斜はほとんどないと言っても良いと思う。そしてここからでも綺麗な雲海が。
ここから若干傾斜が出てくる。それにしても鳳凰三山と栗沢山へ打ち寄せるかのような雲海の見事なこと。
駒津峰。甲斐駒ヶ岳や摩利支天、鳳凰三山など見晴らしが良い。ここまででも十分満足してしまう。
そこから直登ルートへ。こちらへ来る人は少ない。来てみて分かったのが、ここは狭くザックが引っかかる。
さらに僕の場合は足が大きいため(馬鹿の大足?)、登山靴も引っかかる。皆巻き道に行っているのはそれが理由なのかもしれない。
山頂からの眺めは、今日は360度雲海。鳳凰三山と富士山。富士山が見えるとテンションが上がるのは日本人ならではか。
白峰三山。いつか行ってみたい縦走路だ。
仙丈ヶ岳。明日行く予定。実は甲斐駒より高い。
鋸岳方面。こちらに行くには最低でもビバーク装備が欲しい。
八ヶ岳。帰りに赤岳に行くのも良いな。
山頂でゆっくりしてから摩利支天へも立ち寄る。
帰りは双児山方面へ。
何気にこの下りがキツい。こちらから登っていたら、余計に体力を持っていかれていただろう。
今日は北沢峠まで降りて、テントでゆっくり。③へ続く。
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