前回の三股からは樹林帯がほとんどでキツかったので、今回は一の沢から。
一の沢も三股と雰囲気がよく似ている。それにしても、今回初張りのツーリングドームLXのなんとコスパの良いことか。
さすがにスノーピークと比べると、特にポールに質感の差があるけど、お値段が倍くらいは違う。
ブルジョワや個人事業主のようななんでも経費で落とせる人や、僕みたいに日常の出費をギリ削って
趣味にその分を注ぎ込んでいるような独身な人はスノピ買えば良いと思うけど、一般の人はこれで十分と思う。
一の沢は名前の通り、途中までは沢沿いに登っていく。展望の全くない三股からのコースより良い。
有名な胸突八丁。実はここまでの登りがまたキツい。久々な山なうえにテント装備の重さが効いている。
だけど、ここは花の宝庫。高山植物を楽しみながら登れる。
久々にやってきた常念乗越。
常念小屋でテント場の手続きをしてこよう。
このコロナ禍で蝶と常念だけはテント場予約不要だったから混雑するかと思いきや、意外なくらいにすんなり平らな場所をget。
今回の致命的なミス。チャッカマンをなぜか持ってこなかったこと。
そんな時に限って、最悪のタイミングでイグナイターが壊れる。
まあ、僕の運を鑑みると、それは仕方ないことなのだろう。小屋で乾きモノとかを買って我慢。
それにしても山の上で飲むビールの悪魔的な美味さなこと。当然足りないので、担ぎ上げた白州を楽しむ。
テントの中でのんびり音楽を聴いたり、マット2枚の上で快適に寛いでいたりしながら、時々外を眺める。
今回はアーベントロートは期待できなさそうか。
良い感じにできあがっているので、常念は明日にしよう。
荷物をデポして手ぶらで登る。
雷鳥だ。こんな時、高倍率ズームとかが羨ましかったりもする。親鳥と小鳥が3羽走っていった。
そして山頂へ。
前回行った蝶ヶ岳への稜線。稜線上は良いけど、実は樹林帯が多く、1回行けば良いかなあといった感じだ。
大天井岳方面。
富士山方面。
道標。
1時間ほどゆっくりして降りてくる。予想ではもうガスが取れて槍穂高が見えても良いと思っていたけど…。
今回全く役に立たず、単なる重りと化していた荷物。
モバイルバッテリーは充電したばかりでも、想像以上に自然放電が早いことが痛いほど身に染みた。
テントから見た槍穂高連峰。
北アルプスにはまた来たい。ついでに今回の家からの走行距離600km。