例のいつもの町役場職員と飲んだ

774RR

2024年10月30日 22:28

久々書く、このシリーズ。毎度ブラックなネタを提供してくれる彼には頭の下がる思いです。
もちろん今回もブログ掲載許可は取ってあるので書かせてもらいま。

彼にしては珍しい愚痴があった。
彼は就職氷河期世代の最後の生き残りと言って良いだろう。
彼の就職の少し後くらいから雇用環境が改善していって、今では完全に労働者の売り市場になっている。
ここ数年では至る業種で労働者の確保が課題となり、
雇えた若手を如何に辞めさせないかが一つの企業目標になっているようだ。
そこに皺寄せが来ているのが就職氷河期世代らしい。
彼が企業から若手への電話の取次ぎを行い、その若手は研修中で戻りは18時予定だったことから、
相手方の都合を確認し、若手が戻り次第連絡をすることで良いか承諾を得たらしい。
そこで彼の先輩方から言われたのが『18時に戻って来て、残業させるのか?可哀そうだろ』とか。
話しを聞くと、彼は後から後から入ってくる仕事に追われて、家に帰ってくるのが20時21時になることが普通らしい。
それに加えて深夜1時半に呼び出されて、対処のしようがない不毛な現地確認をしたのも1度ではないらしい。
土日さえも、いつ呼び出しがかかるか分からないから、市外に出ることさえも憚れるとか。
さらに、彼が定時で帰ろうとすると、上司から『なんで!?(正気か?何言ってるんだ?)』
と詰められるのが常態化していたそう。
その差を思い、「何か頑張るのがアホらしくなった」と彼は漏らしていた。

その彼は町役場ではエース級なのだろう。県職員と仕事をすることもあったらしく、
同様なことを県職員から漏らされたと溢していた。
『ここまで酷使されて、まだ俺達(就職氷河期世代)は働かされるのか』と。

就職氷河期世代。
元々彼はエリートで、東大進学もしている高校で模試では文系2位を取ったこともあるらしく、
東北大の法学部くらいではC判定(厳しめの模試らしい)で、第一志望は京都大の法学部だったそうで、
こちらからしたら雲の上の人のような存在だ。その時代はたぶんうちらが通った時代よりも
更に受験戦争が過熱していた世代だったような気はしている。
そんな彼が(言ってしまっては大変失礼だけど)一介の町職員なんかをやっていたりもする。
それも使い捨てな感じでだ。傍から見ていて本当にもったいなく感じる。
彼は今年就職氷河期世代対象の就職試験を受けたと教えてくれたけど、
個人的に思うのは、その職員の経験とかを活かして、県議とかにでも立ってくれると
一県民としてもありがたいとは思った。まあ、彼は嫌がるとは思うけど。
また飲み過ぎて泥酔で何言っているか分からなくなっているのでこのへんで。オヤスミー

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