2019年10月17日
今回の災害から思うこと
ここ数年ゲリラ豪雨やら今回の台風やら異常気象と呼ばれるものが常態化してきている。
今回は1日程度で通り過ぎてくれたにも関わらず、その被害は甚大だ。
これからこういったクリティカルなハザードが多発することは想像に難くない。
間接的な要因としては、人的なものに起因する温暖化から起こるものなのかもしれないけど、
直接的には自然相手であるため仕方ない部分はあると思う。
問題は、その対処についてだ。
災害時に僕らを守ってくれたのは誰か?
避難所を開設したり、断水した地域に水を持ってきてくれたり、ホームページとかで情報発信したり。
少なくともうちらの所では市町村の職員がやっていた。どう見てもド素人だよ?
常に訓練が行われており、統制の取れている自衛隊は一体どこに?(自衛隊についての説明は下記URL参照)
https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A
何も考えない人は、避難所に指定されている小中学校の体育館に行けば、何でも揃っていると思うものなのかもしれない。
だけど、昔通っていた小中学校にそんな備蓄物などがあるかと冷静に考えてみれば、
食料や水や毛布の類はあの雨の中、素人同然の市町村の職員が運び込んでいたことが容易に想像できる。
普段は証明書を発行していたり道路や河川などの維持管理をしたり生活保護とかの調査や支給をしたりしていて、
訓練など全く縁がないような素人同然と思われる職員がだ。
彼らの中では「二次災害」という言葉がないのかと思うと戦慄が走る。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101300531&g=soc
(実際にこんな例がある。普段何の訓練もしていないだろうし、こういったことが起こることは必然だろう)
国はさすがにノウハウがあるようで、ハザードマップでどこが危険かを把握しているらしい。
https://disaportal.gsi.go.jp/
今回長野の千曲川流域が酷かったらしいけど、国ではそれも分かっていたとか。
となれば、何故にプロの自衛隊が動かない?
(災害発生中の国会では、災害に関する審議は7分間だけだったとか。完全に他人事だよね。
安倍さんはさっさと高級レストランに行ってしまったそう。官邸の記録でも特に何もなかったらしい。)
今回神奈川県の山北町では、自衛隊の給水車が一早く断水地域に到着していたにも関わらず、
「要件を満たしていないため」といった理由で被災者に水を届けられることなく引き返してしまっていたといったことがあった。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/j8g/cnt/taihu2019/yamakita_comment.html
これはまず市町村→県とできることをやった後で、それでもダメな場合に国(自衛隊)に救援を要請するという
厳格なルールがあるがためらしい。助けられるキャパシティを持つものがすぐ目の前にいるのに、
ルールに縛られてしまって何もせずに撤収してしまったという、一見マヌケな構図が見られるのだけど、
非難の矛先が向けられた神奈川県知事からしたら、定められたルールに従って適切な処理をしただけという
言ってみれば二律背反的なものがあったと言える。知事もおかしいとは思いながら命令を出したのかもしれない。
それが根本的な問題だと思うのだ。市町村で各々自衛隊に要請しては現場に混乱をきたすというのも若干は理解ができる。
だけど、現実的に都道府県よりも極端に言えば市町村よりも、国の方が迅速に動けたのだ。
今までの災害ではそこまで甚大なものは少なかったため、(非難を覚悟で敢えて言わせてもらう)
烏合の衆と言っても過言でない市町村に丸投げしていても何とかなっていたのかもしれない。
だけど、これからはそれは通用していかないだろう。
かつては国のお方は相当な上から目線で、まず面倒なのは自治体にやらせておいて、
どうしても無理なときだけ自衛隊様を出すといったスタンスで通っていたのかもしれない。
だけど、ここまで異常気象が常態化してしまっては、昔のようにはいかないと思う。
根本的な体制を見直す時に来ているのかもしれない。
今回は1日程度で通り過ぎてくれたにも関わらず、その被害は甚大だ。
これからこういったクリティカルなハザードが多発することは想像に難くない。
間接的な要因としては、人的なものに起因する温暖化から起こるものなのかもしれないけど、
直接的には自然相手であるため仕方ない部分はあると思う。
問題は、その対処についてだ。
災害時に僕らを守ってくれたのは誰か?
避難所を開設したり、断水した地域に水を持ってきてくれたり、ホームページとかで情報発信したり。
少なくともうちらの所では市町村の職員がやっていた。どう見てもド素人だよ?
常に訓練が行われており、統制の取れている自衛隊は一体どこに?(自衛隊についての説明は下記URL参照)
https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A
何も考えない人は、避難所に指定されている小中学校の体育館に行けば、何でも揃っていると思うものなのかもしれない。
だけど、昔通っていた小中学校にそんな備蓄物などがあるかと冷静に考えてみれば、
食料や水や毛布の類はあの雨の中、素人同然の市町村の職員が運び込んでいたことが容易に想像できる。
普段は証明書を発行していたり道路や河川などの維持管理をしたり生活保護とかの調査や支給をしたりしていて、
訓練など全く縁がないような素人同然と思われる職員がだ。
彼らの中では「二次災害」という言葉がないのかと思うと戦慄が走る。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101300531&g=soc
(実際にこんな例がある。普段何の訓練もしていないだろうし、こういったことが起こることは必然だろう)
国はさすがにノウハウがあるようで、ハザードマップでどこが危険かを把握しているらしい。
https://disaportal.gsi.go.jp/
今回長野の千曲川流域が酷かったらしいけど、国ではそれも分かっていたとか。
となれば、何故にプロの自衛隊が動かない?
(災害発生中の国会では、災害に関する審議は7分間だけだったとか。完全に他人事だよね。
安倍さんはさっさと高級レストランに行ってしまったそう。官邸の記録でも特に何もなかったらしい。)
今回神奈川県の山北町では、自衛隊の給水車が一早く断水地域に到着していたにも関わらず、
「要件を満たしていないため」といった理由で被災者に水を届けられることなく引き返してしまっていたといったことがあった。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/j8g/cnt/taihu2019/yamakita_comment.html
これはまず市町村→県とできることをやった後で、それでもダメな場合に国(自衛隊)に救援を要請するという
厳格なルールがあるがためらしい。助けられるキャパシティを持つものがすぐ目の前にいるのに、
ルールに縛られてしまって何もせずに撤収してしまったという、一見マヌケな構図が見られるのだけど、
非難の矛先が向けられた神奈川県知事からしたら、定められたルールに従って適切な処理をしただけという
言ってみれば二律背反的なものがあったと言える。知事もおかしいとは思いながら命令を出したのかもしれない。
それが根本的な問題だと思うのだ。市町村で各々自衛隊に要請しては現場に混乱をきたすというのも若干は理解ができる。
だけど、現実的に都道府県よりも極端に言えば市町村よりも、国の方が迅速に動けたのだ。
今までの災害ではそこまで甚大なものは少なかったため、(非難を覚悟で敢えて言わせてもらう)
烏合の衆と言っても過言でない市町村に丸投げしていても何とかなっていたのかもしれない。
だけど、これからはそれは通用していかないだろう。
かつては国のお方は相当な上から目線で、まず面倒なのは自治体にやらせておいて、
どうしても無理なときだけ自衛隊様を出すといったスタンスで通っていたのかもしれない。
だけど、ここまで異常気象が常態化してしまっては、昔のようにはいかないと思う。
根本的な体制を見直す時に来ているのかもしれない。