2020年09月29日
夢の9連休2日目 槍を目指す

横尾が快適過ぎるのでゆっくりしていたかったけど、目的地に着かなくなるのでほどほどでスタート。

槍沢ロッヂで一休み。ここからは槍の穂先が見える。

ババ平テント場。前ここに泊まったのは、重い旧型のムーンライトテントだった。それもまた良い思い出だ。
そしてなぜか水俣乗越へ。この急登がまたキツい。だけど、東鎌尾根全部歩きたい。
そこを歩いていた人が言うには、ここを登って東鎌に行く人を初めて見たとか。ここはあの北鎌尾根に行くルートらしい。

北鎌はここを一気に降りて、また登り返して行くようだ。今回のメインは大キレット。東鎌で楽に行こう。

見えてきた。この槍にどんどん近付いていく感じがまた良い。

ヒュッテ大槍で槍ヶ岳山荘に電話する。テント場は埋まっているらしい。じゃ、今回も殺生ヒュッテに泊まろう。
後から聞いた話、朝の10:30にテント場が埋まったとか。

テントの中から槍を見上げる。前回見えていたアーベントロートは奇跡だったのだろう。
本日の歩数16,267歩。
2020年09月28日
夢の9連休1日目 上高地へ
耐えに耐え、ようやく勝ち取った夏季休暇を利用して、憧憬れの槍穂高縦走に行ってきた。
微熱により失意の撤退から5年が経っていた。

スタートは上高地から。今日は横尾まで行けば良いので、ゆっくりなスタート。それにしても、この天気は全くの想定外だ。

河童橋には季節を問わず多くの人が訪れる。けど、今年はやや少なめか。

遊歩道を歩くと梓川の清流を堪能できる場所がいくつも出てくる。

明神池。相変わらず綺麗な池だ。山を歩かない人には、手前の大正池でバスを降りて、ここまでの散策でも良いかもしれない。

職場の上司のお勧めの嘉門次小屋の岩名。頭から尻尾まで全部食べられるのはここくらいだろう。

そこから徳沢まで歩く。前回ほどではないにしても、今回もザックが重い。ここまでだと楽だけど。

徳沢ではソフトを食べなくては。でもこの時間だと少々寒くないか?

横尾に到着してテントを張る。久々の上高地が良すぎてゆっくりし過ぎた。横尾着は17時くらいになっていたようだ。
ちなみに横尾まではほとんど高低差がなく、ハイキング感覚で来れる。
本日の歩数20,490歩。
微熱により失意の撤退から5年が経っていた。

スタートは上高地から。今日は横尾まで行けば良いので、ゆっくりなスタート。それにしても、この天気は全くの想定外だ。

河童橋には季節を問わず多くの人が訪れる。けど、今年はやや少なめか。
遊歩道を歩くと梓川の清流を堪能できる場所がいくつも出てくる。

明神池。相変わらず綺麗な池だ。山を歩かない人には、手前の大正池でバスを降りて、ここまでの散策でも良いかもしれない。

職場の上司のお勧めの嘉門次小屋の岩名。頭から尻尾まで全部食べられるのはここくらいだろう。

そこから徳沢まで歩く。前回ほどではないにしても、今回もザックが重い。ここまでだと楽だけど。

徳沢ではソフトを食べなくては。でもこの時間だと少々寒くないか?

横尾に到着してテントを張る。久々の上高地が良すぎてゆっくりし過ぎた。横尾着は17時くらいになっていたようだ。
ちなみに横尾まではほとんど高低差がなく、ハイキング感覚で来れる。
本日の歩数20,490歩。
2019年05月30日
北アルプスの女王 燕岳へ
月曜日に有休を取り、念願の北アルプス燕岳へ。
今回声をかけてくれた山仲間と現地で待ち合わせ。行くことを思い立ったのは3日前だった。

寄り道をしながらほぼ下道で向かうと、着いたのは夜になってしまった。
朝、仲間は早くに起きて何かしているようだった。こちらはゆっくりだ。
朝食の後でこちらはシュラフを乾かしたりテントやテーブルを片付けたり。仲間は登る準備を今しているようだった。
「何持っていっていいか迷っちゃって」「とりあえずテントとシュラフとマットと・・・ですかね」
「寝袋2つ持って行った方が良いかな?」「中にダウン着込んでしまえばたぶん大丈夫じゃないでしょうかね」
終わらないようだったので、先に出て登山届を書かせてもらうことにした。今回はコンパスで提出はしていなかったのだ。

GWに唐松岳を登った帰りに寄った中房温泉。あの時も登りたかったものだった。

燕岳は初心者向けとか言われるけど、登り始めからなかなかの急登。久々のテント装備で意外にキツい。
第1~3と富士見ベンチがあると、つい座って休んでしまう。まあ、急ぐ旅でもないのでゆっくり行こう。

富士見ベンチから先は雪が。実は今回は登りも下りもほとんどソロだった。
第3ベンチの手前だったか、若いグループとすれ違う際に、そのグループの人たちと話すことに。
こちらは先頭のリーダーさん?と2番目を歩いていた兄ちゃんと、仲間は後ろの方を歩いていたお姉ちゃんと話していた。
「荷物重そうですね」「俺のは重いのよ。こっち(僕の方を指して)は軽いけど」
確かに僕が持ち歩いているカメラとレンズ分くらいか向こうの方が重い。
でもさ、「軽い」って言うならその「軽い」ザックくらい一緒に持っていってくれて良いんじゃ?
それしないってのは所詮口だけと言わざるを得ない。で、僕が一番嫌いなタイプが口だけの奴だ。
そんなで今回は距離を取って、先にさっさと登らせてもらった。
あまり言いたくはないけど、今回は彼は壊れたラジオのように喋るけど、こちらの話は聞かない感じだったしね。

合戦小屋に着く。のんびり待つけど、全く来る気配がない。
危険個所はなかったけど、転んだりとかしてるのでは・・・と心配になり、電話をしてみた。
と、来た。足が攣ってしまっていたらしい。怪我とかをした訳ではなかったようでまだ良かった。

今日は劔も見える。
「あれ大天井ですか?」「方角的にあっちが槍で、西の方だから常念ですよね」
「常念乗越はあの手前の山脈で陰になってるんじゃ?」「あっち前常念で、この方角だからテン場はその手前ですよね」
こちらの言うことはほぼ聞かず、被せるように「~ですよね」と言い切っていたけど、その実それはほぼ間違えていたようで、
こちらが聞いていた内容がほぼ当たっていた構図がそこにはあった。
次の日、仕事があるからと、彼は先に降りていったけど、実際は恥ずかしくて一緒にいられなかったのでは…と思ったりもする。

燕山荘が見えてきた。

燕岳も見えてきた。

反対側には槍や大天井が。

燕岳。パンフレットの通りの稜線が綺麗な山だ。

山頂での生ビールは旨すぎる。

上の方は奇岩がゴロゴロ。

槍と縦走路。燕岳は北アルプスの玄関口と言われる理由が分かった。

野口五郎岳の方へ日は沈む。


夕日に照らされる燕岳。
ここで今回唯一と言って良いミスを犯す。いびきをかくと分かっていたのに、彼のテントの近くに張ってしまったことだ。
若干離していたので大丈夫だろうと思ったけど、それは甘かった。
夜中何度か壊れた目覚ましのような感じに起こされて、次の日の下りが寝不足でまいることに。

雪上でのテント泊は初めてだ。日の出も間に合った。

槍の方も僅かに朝焼けが。

朝日に照らされる燕岳。

日の出。

燕山荘。そろそろ泥酔で何を書いているのか分からなくなってきているので、今日はこの辺で。
PS.帰りの下道が、遅い車が所々にいるおかげで大変だった。
今回声をかけてくれた山仲間と現地で待ち合わせ。行くことを思い立ったのは3日前だった。

寄り道をしながらほぼ下道で向かうと、着いたのは夜になってしまった。
朝、仲間は早くに起きて何かしているようだった。こちらはゆっくりだ。
朝食の後でこちらはシュラフを乾かしたりテントやテーブルを片付けたり。仲間は登る準備を今しているようだった。
「何持っていっていいか迷っちゃって」「とりあえずテントとシュラフとマットと・・・ですかね」
「寝袋2つ持って行った方が良いかな?」「中にダウン着込んでしまえばたぶん大丈夫じゃないでしょうかね」
終わらないようだったので、先に出て登山届を書かせてもらうことにした。今回はコンパスで提出はしていなかったのだ。

GWに唐松岳を登った帰りに寄った中房温泉。あの時も登りたかったものだった。

燕岳は初心者向けとか言われるけど、登り始めからなかなかの急登。久々のテント装備で意外にキツい。
第1~3と富士見ベンチがあると、つい座って休んでしまう。まあ、急ぐ旅でもないのでゆっくり行こう。

富士見ベンチから先は雪が。実は今回は登りも下りもほとんどソロだった。
第3ベンチの手前だったか、若いグループとすれ違う際に、そのグループの人たちと話すことに。
こちらは先頭のリーダーさん?と2番目を歩いていた兄ちゃんと、仲間は後ろの方を歩いていたお姉ちゃんと話していた。
「荷物重そうですね」「俺のは重いのよ。こっち(僕の方を指して)は軽いけど」
確かに僕が持ち歩いているカメラとレンズ分くらいか向こうの方が重い。
でもさ、「軽い」って言うならその「軽い」ザックくらい一緒に持っていってくれて良いんじゃ?
それしないってのは所詮口だけと言わざるを得ない。で、僕が一番嫌いなタイプが口だけの奴だ。
そんなで今回は距離を取って、先にさっさと登らせてもらった。
あまり言いたくはないけど、今回は彼は壊れたラジオのように喋るけど、こちらの話は聞かない感じだったしね。

合戦小屋に着く。のんびり待つけど、全く来る気配がない。
危険個所はなかったけど、転んだりとかしてるのでは・・・と心配になり、電話をしてみた。
と、来た。足が攣ってしまっていたらしい。怪我とかをした訳ではなかったようでまだ良かった。

今日は劔も見える。
「あれ大天井ですか?」「方角的にあっちが槍で、西の方だから常念ですよね」
「常念乗越はあの手前の山脈で陰になってるんじゃ?」「あっち前常念で、この方角だからテン場はその手前ですよね」
こちらの言うことはほぼ聞かず、被せるように「~ですよね」と言い切っていたけど、その実それはほぼ間違えていたようで、
こちらが聞いていた内容がほぼ当たっていた構図がそこにはあった。
次の日、仕事があるからと、彼は先に降りていったけど、実際は恥ずかしくて一緒にいられなかったのでは…と思ったりもする。

燕山荘が見えてきた。

燕岳も見えてきた。

反対側には槍や大天井が。

燕岳。パンフレットの通りの稜線が綺麗な山だ。

山頂での生ビールは旨すぎる。

上の方は奇岩がゴロゴロ。

槍と縦走路。燕岳は北アルプスの玄関口と言われる理由が分かった。

野口五郎岳の方へ日は沈む。


夕日に照らされる燕岳。
ここで今回唯一と言って良いミスを犯す。いびきをかくと分かっていたのに、彼のテントの近くに張ってしまったことだ。
若干離していたので大丈夫だろうと思ったけど、それは甘かった。
夜中何度か壊れた目覚ましのような感じに起こされて、次の日の下りが寝不足でまいることに。

雪上でのテント泊は初めてだ。日の出も間に合った。

槍の方も僅かに朝焼けが。

朝日に照らされる燕岳。

日の出。

燕山荘。そろそろ泥酔で何を書いているのか分からなくなってきているので、今日はこの辺で。
PS.帰りの下道が、遅い車が所々にいるおかげで大変だった。
2018年09月30日
岩と雪の殿堂剱岳3

楽しかった剱岳に別れを告げて、立山への縦走に入る。
昨日のミスとは、通常僕はトレッキングポールでバランスを取りながら歩くが、今回の剱岳ではそれを置いてきてしまった。
おまけにアルコールが廻った状態で何故か岩場へ行って、バランスを崩し、左の脛に岩を当てることになってしまった。
単独行では考えられないミス。仲間に会って、若干なりとも気が緩んだか?
それに加えて、70L以上のザックをパンパンにして登っている人には一人も会わなかった。どうなることやら。

今回の目的は剱岳だけでなく、立山三山も入る。目指すは、行けるようなら龍王岳だ。

直登コースで高度を稼ぐ。キャンプ場が遥か下の方になってゆく。

ふと見てみると、白馬岳・杓子岳・白馬槍と去年堪能した白馬三山がくっきりと。
去年は白馬から劔を眺めて、今年は劔から白馬を眺めて。最高のコースだ。

別山までの急登はキツい。と言うのも、昨日から炭水化物を取っていない。腹が減った。

別山山頂。

雄山の方を眺めてみる。そこそこ険しそうに見えるけど、距離はそこまででもないか?

時間がないというのに、北峰?に行ってみる。近くは鹿島槍~五竜~唐松~不帰の険~白馬三山~と。

遠くは槍、そして富士山と。

そして劔。最高の展望台だ。

劔と後立山連峰。

そして左の方には富山湾と、黒く延びる能登半島が見える。

食事を取り、そのまま真砂岳を目指す。立山三山には含まれないが、どうせなので。

真砂岳からの後立山連峰。ここも眺めが良い。

雄山に行くまでにカール?と氷河の跡?が見える。

この稜線。最高だ。

ついでに富士の折立にも登ってみる。岩よじ登りはやはり楽しい。

富士の折立からは黒部湖が見えるようだ。
大汝休憩所で贅沢に昼食。山の上で豚肉が食べられるとは。ありがたい。

この食事のおかげで体が軽い。

すぐそこに見えている雄山まではあっという間だ。

時間がないけど、せっかくだから参拝していく。

ここで祈祷を受けていると、その言葉を噛み締めているうちに、何故か涙が溢れてきた。
年を取ると涙腺が弱くなり、困る。

後から知ったのだけど、この雄山と先ほど登った大汝山と富士ノ折立の3つを総称して、立山と呼んでいるらしい。

信仰の山であることを感じさせる。山の上にあるのが、何か神秘的だ。

一気に駆け下ろうとしたけど、ここは生憎のザレ場。滑ってバランスを崩さないよう慎重に降りてゆく。

ここで苦渋の選択を強いられることになる。
時間を見ると、このまま室堂へ降りれば最終バスに間に合う。明日八方池に行けなくもないのだ。
だけど、浄土山へ行けば立山三山を廻れたことになる。
時間的に行けなくはないけど、その場合は雷鳥沢でもう1泊となる。
これにはまいった。けど、浄土山へ行っても、おそらく龍王岳までは時間切れとなるだろう。
屈辱の撤退を選ぶこととした。「待ってろよ、龍王岳、獅子岳。来年リベンジに来る」

また来年の楽しみができたようだ。
2018年09月30日
岩と雪の殿堂剱岳2

朝。待ってろよ。剱岳。

劔沢小屋の前にある看板?

朝日。

剱山荘前の池塘に逆さ劔が。

剱岳に行く前に一服剱、前劔と抜けて行く。正直晴れてさえいれば、前劔までは鎖はあるが、初級者コースに感じた。

空の蒼さがまた良い。

いつの間にか立山連峰が見えるような高さに来ていたようだ。

前劔。ここまでは難所と言える所は一か所もなかったようだ。

高度感はある。苦手な人は苦手なのだろう。

ちょっとした岩場だけど、人が入っておもしろい感じだったので撮ってみた。

丁寧に足場が打ってあるので、楽々。これがなかったら難易度は跳ね上がっていただろう。

有名なカニの縦ばい。これも登ってみて分かったことだけど、危険個所はなかったと言って良い。

剱岳山頂までもう少しだ。

早月尾根。こちらは相当キツそうだ。高低差2,000mを一気に登るとか。体力のない僕には相当な難所に見える。

剱岳山頂。まさに眺めて良し登って良しだ。ここまで楽しいルートは西穂高以来か。

天気が良かったから楽に来れたけど、これが濡れていたら地獄だっただろう。

とか書いているけど、本当の意味で剱岳に登頂したと言いたいのならば、このルートで来る他はないだろう。
確かにここは北アルプス最難関ルートに見える。今は中級者になるかならないか程度だろうけど、上級者程度になれたら来てみたい。

帰りのカニの横ばいはさすがに登りより難易度は上か。

とは言え、足場があるので楽。指先で岩を捉え、爪先で立ち上がり登っていくルートではない様子。

最後の鎖場。名残惜しい。
剱山荘でこちらの山仲間と合流。山から降りてきてからの生ビールは反則的に美味い。


剱山荘名物?の牛すじ煮込みも頼んでみる。山の上でこんな贅沢なものが食べられるのも北アルプスの魅力。
生2つを味わってからテントに戻る。

その際にちょっとしたミスが…。
3に続く。
2018年09月30日
岩と雪の殿堂剱岳1
連休に夏休みを繋げて剱岳へ。とは言え富山は遠い。1日は移動日で前泊となる。

宿泊地は墓ノ木キャンプ場。ここは簡易とは言え、清掃の行き届いた様式トイレがあり、水場と炊事場が完備。
指定のゴミ袋があればゴミ捨て場もあるという、至れり尽くせりのキャンプ場。さらに予約不要で広く、無料という良いことずくめ。

今回もまた天候が良くないので、1日を潰し宇奈月温泉へ。
スキー場跡地で上へ上へと車で行けるが、何となく不安になる。

富山側から入ると、ここ高山駅が始発点となる。
室堂までは湿地帯を眺めながらバスで移動。室堂から雷鳥沢キャンプ場まではスニーカーでも行けるよく整備された路。


有名なみくりが池。天気が良く、風がなかったら写りこみが綺麗だっただろう。

ここまでは登山の装備はいらないので、ギター?を持ち込んで歌っている人も。

雷鳥沢キャンプ場。登らなくても、ここでキャンプもまた贅沢だ。

雷鳥坂はそこそこの登り。装備が重い。

剣御前小屋へは意外なくらい呆気なく着く。
そこで食事をとり、レイン用の上下に着替える。

霧雨からいつの間にかそれなりの雨になっていた剣沢キャンプ場。
着替えておいて正解。そこで話をした若いグループは、剱山荘に泊まるそうだ。それも正解だと思う。
こちらはキャンプ2泊を選択。濡れているものと、濡らしてはならないものとに分けてテントの中でのんびり。
残念だったのは、満タンに充電していたハズの音楽を聴くものの充電がなくなっていたこと。
楽しみの一つだったものが消え、それは267gのただの重りと化したことだった。

とりあえず剣沢小屋で水とビールを買い、テントに戻る。食事の準備をして飲んでいると、予想通り雨は晴れてきたようだ。

ようやく見えた。明日はこの頂上へ行く。
2に続く。

宿泊地は墓ノ木キャンプ場。ここは簡易とは言え、清掃の行き届いた様式トイレがあり、水場と炊事場が完備。
指定のゴミ袋があればゴミ捨て場もあるという、至れり尽くせりのキャンプ場。さらに予約不要で広く、無料という良いことずくめ。

今回もまた天候が良くないので、1日を潰し宇奈月温泉へ。
スキー場跡地で上へ上へと車で行けるが、何となく不安になる。

富山側から入ると、ここ高山駅が始発点となる。
室堂までは湿地帯を眺めながらバスで移動。室堂から雷鳥沢キャンプ場まではスニーカーでも行けるよく整備された路。


有名なみくりが池。天気が良く、風がなかったら写りこみが綺麗だっただろう。

ここまでは登山の装備はいらないので、ギター?を持ち込んで歌っている人も。

雷鳥沢キャンプ場。登らなくても、ここでキャンプもまた贅沢だ。

雷鳥坂はそこそこの登り。装備が重い。

剣御前小屋へは意外なくらい呆気なく着く。
そこで食事をとり、レイン用の上下に着替える。

霧雨からいつの間にかそれなりの雨になっていた剣沢キャンプ場。
着替えておいて正解。そこで話をした若いグループは、剱山荘に泊まるそうだ。それも正解だと思う。
こちらはキャンプ2泊を選択。濡れているものと、濡らしてはならないものとに分けてテントの中でのんびり。
残念だったのは、満タンに充電していたハズの音楽を聴くものの充電がなくなっていたこと。
楽しみの一つだったものが消え、それは267gのただの重りと化したことだった。

とりあえず剣沢小屋で水とビールを買い、テントに戻る。食事の準備をして飲んでいると、予想通り雨は晴れてきたようだ。

ようやく見えた。明日はこの頂上へ行く。
2に続く。
2018年07月23日
槍穂臨む。常念岳蝶ヶ岳縦走
三股からの地獄の林道&樹林帯の登りを抜け、岩稜帯を行く。

前常念岳までは展望もなく、個人的に苦手な樹林帯なので、正直ロープウェーが欲しい。

前常念まで来ると、ガスのかかったその向こうに大きな岩山が。これが常念岳か。

槍を眺めながら、8合目から山頂を目指す。

山頂ではブロッケン現象が。ここまでクッキリ見えるのも珍しい。
今回の常念岳は混雑が半端ない。テント場は全て埋まり、その周りにテントを張る感じに。
テント場よりも山小屋の混雑が酷く、1人畳2畳のスペースで、夜はとても寝られなかったとか。
朝、物音がするので起きてみると、常念岳へご来光を見に行く人の列が。小規模な富士山を彷彿させる。


今日は雲が多く、ご来光ははっきりとは見えない様子。

日が昇って富士山が水墨画のように見える。

常念岳山頂。360度の大展望。展望については申し分なし。これで本当に前常念岳までロープウェーが通れば、
常念岳は最高の展望台として人気を博すのではないだろうか。

槍。

大キレット。奥にはなんと白山が見える。

穂高。

蝶ヶ岳方面。これが稜線を歩いて蝶まで歩ければ申し分ないのだろうけど、
実際は降りたらすぐに樹林帯に入り、4つか5つほど登ったり下ったりして蝶槍を目指すことになる。

蝶槍から蝶ヶ岳までの稜線は見事。上は蝶ヶ岳からの展望。

槍ヶ岳がすぐ見える所にテントを張れる贅沢。

穂高連峰に夕日が差す。

そして刻一刻と空の様相は変わってゆく。


山の上でのトワイライトタイム以上の贅沢なものを僕は知らない。

朝はやはり雲海。語彙がなく恐縮だが本当に海の波のように見える。

朝日に照らされた北アルプスの山脈。
帰りは行きよりは遥かにマシだけど樹林帯を行く。明るい樹林帯で、所々常念岳が見えたり、
沢が見えたり、登山道も良く整備されているのが特徴か。
だけど、槍穂高が良く見えるから魅力というのは、詰まる所槍穂高が魅力なのであって、そちらに登りたくなる。
今年劔に行けたら、来年は槍穂高に行きたい。

前常念岳までは展望もなく、個人的に苦手な樹林帯なので、正直ロープウェーが欲しい。

前常念まで来ると、ガスのかかったその向こうに大きな岩山が。これが常念岳か。

槍を眺めながら、8合目から山頂を目指す。

山頂ではブロッケン現象が。ここまでクッキリ見えるのも珍しい。
今回の常念岳は混雑が半端ない。テント場は全て埋まり、その周りにテントを張る感じに。
テント場よりも山小屋の混雑が酷く、1人畳2畳のスペースで、夜はとても寝られなかったとか。
朝、物音がするので起きてみると、常念岳へご来光を見に行く人の列が。小規模な富士山を彷彿させる。


今日は雲が多く、ご来光ははっきりとは見えない様子。

日が昇って富士山が水墨画のように見える。

常念岳山頂。360度の大展望。展望については申し分なし。これで本当に前常念岳までロープウェーが通れば、
常念岳は最高の展望台として人気を博すのではないだろうか。

槍。

大キレット。奥にはなんと白山が見える。

穂高。

蝶ヶ岳方面。これが稜線を歩いて蝶まで歩ければ申し分ないのだろうけど、
実際は降りたらすぐに樹林帯に入り、4つか5つほど登ったり下ったりして蝶槍を目指すことになる。

蝶槍から蝶ヶ岳までの稜線は見事。上は蝶ヶ岳からの展望。

槍ヶ岳がすぐ見える所にテントを張れる贅沢。

穂高連峰に夕日が差す。

そして刻一刻と空の様相は変わってゆく。


山の上でのトワイライトタイム以上の贅沢なものを僕は知らない。

朝はやはり雲海。語彙がなく恐縮だが本当に海の波のように見える。

朝日に照らされた北アルプスの山脈。
帰りは行きよりは遥かにマシだけど樹林帯を行く。明るい樹林帯で、所々常念岳が見えたり、
沢が見えたり、登山道も良く整備されているのが特徴か。
だけど、槍穂高が良く見えるから魅力というのは、詰まる所槍穂高が魅力なのであって、そちらに登りたくなる。
今年劔に行けたら、来年は槍穂高に行きたい。
2017年10月02日
西穂高へ
北アルプスの中で、この山はおそらく最後くらいになるかと思っていた。
理由は単純。ここに来るには奥穂高からジャンダルムを抜けて行くしかないと思っていたからだった。
白馬から降りてきて調べていたら、どうやら日帰りのルートもあるらしい。となれば行くしかないでしょ。

白馬から降りて、家に帰らずに車中泊してそのまま西穂高へ。

登山口から40分弱くらいで西穂山荘に着く。
つい先日まで20kgほどの荷物を背負っていたので、今はその1/3程度の重さ。何という快適さだ。

丸山からはガスガスで何も見えない。

たまに霧が晴れる。ここに行くのか。

有名な独標がこれか。

10ほどあるピークを越えると

山頂へ。若干ハードコースを来ていたので、今回は悠々楽々だ。
山頂で1時間ほど過ごし、霧の中から現れるジャンダルムを眺める。

ここはスキルがより上達したら来よう。
理由は単純。ここに来るには奥穂高からジャンダルムを抜けて行くしかないと思っていたからだった。
白馬から降りてきて調べていたら、どうやら日帰りのルートもあるらしい。となれば行くしかないでしょ。

白馬から降りて、家に帰らずに車中泊してそのまま西穂高へ。

登山口から40分弱くらいで西穂山荘に着く。
つい先日まで20kgほどの荷物を背負っていたので、今はその1/3程度の重さ。何という快適さだ。

丸山からはガスガスで何も見えない。

たまに霧が晴れる。ここに行くのか。

有名な独標がこれか。

10ほどあるピークを越えると

山頂へ。若干ハードコースを来ていたので、今回は悠々楽々だ。
山頂で1時間ほど過ごし、霧の中から現れるジャンダルムを眺める。

ここはスキルがより上達したら来よう。
2017年10月02日
遥かなる天空の縦走路~白馬全山
夏休みを利用し、去年苦汁を舐めることとなった白馬三山のリベンジを。

今年は栂池から一気に高度を稼いで行くこととした。

天狗原湿原。生憎の天気だが、去年の爆弾低気圧?よりかは遥かにマシだ。

樹林帯を抜け、急登を超えると乗鞍岳へ。3,000m級で最も楽と言われているようだが、それは晴れた日の話なのだろう。


白馬大池では珍しい二重の虹が。

雷鳥坂では見たかった雷鳥が1羽だけ見れた。残念ながらすぐに茂みに入ってしまったので写真は撮れず。

小蓮華山へはすぐに着く。

若干紅葉も始まっている様子。台風が来ているようだが、風は予想通りそよ風程度。

白馬岳まではなかなかの歩き応えがあるかと思った。ザックが重いからか。

白馬岳頂上宿舎。テント場は白馬岳山荘にはないためこちらに。迷った末、山荘に泊まらせてもらうことにした。宿泊客は1人だけだった。

朝日に照らされる山肌がまた良い。

白馬岳と白馬山荘。山荘泊りならこちらの方が良かったな。

まず杓子岳に向かう。

くっきりと見える剱岳を眺めながら歩くと

白馬三山の一つ、杓子岳へ。

次は白馬槍ヶ岳だ。

最高の眺めだ。これで去年のリベンジは果たした。

白馬鑓からもまた絶景と言って過言でない風景を眺めることができる。こちらは白馬岳の方を見たもの。

そしてこちらが、今回の旅の胆となる、唐松岳の方を見たもの。近くは劔、遠くは槍が良く見える。劔へは来年行こう。

天狗山荘を超えると、今回の難所不帰の瞼へと入っていく。

まずは天狗の頭へ登り

天狗の大下りから


不帰の瞼へ入ってゆく。20kgほどかと思われるザックの重さと大きさがネックだ。

時間との戦いの末、難所を超えた者だけが逢うことができる、その感動はそこにあった。

写真で見ると大したことはないのかもしれないけど、この夕焼けに辿り着いたとき、自然と溢れ出る涙を感じずにはいられなかった。

今日の目的地の山荘はあと少しだ。…今日の?そう。旅はまだ終わらない。

テントを張る前に夕焼けと唐松岳を眺める。

唐松岳山荘に別れを告げ、五竜を目指す。

牛首の鎖と言うらしいが、前日の不帰の瞼と比べると大したことはない。

唐松岳から五竜までは意外なくらいにあっさりと着く。
五竜山荘で荷物をデポさせてもらうと、五竜岳へはすぐ着いた。

ここで迷う。飛ばせば遠見尾根から降りられる。けど、まだ日程には余裕がある。

ゆっくりすることにした。午後から昼寝していたが、17時半を過ぎた頃くらいか。風速が急に強くなった。
ペグ代わりの石は何の役にも立たなくなり、風によりテントは押し潰されそうに。
夜は更に強くなるだろう。これはだめだ。山荘に避難させてもらうことにした。なお、ポールは折れ曲がり修理に出すことに。
山荘へは同じく避難してきた人が。その人と飲んだ缶ビールは反則的に美味いものだった。

遠見尾根から下山。



あまりにも良く、名残惜しいことも手伝って、何度も足を止めて振り返りながらの下山となった。
コースタイム4時間のところ、6時間近くかけたのではなかっただろうか。

下山後に眺めた白馬三山。また来ても良いな。

今年は栂池から一気に高度を稼いで行くこととした。

天狗原湿原。生憎の天気だが、去年の爆弾低気圧?よりかは遥かにマシだ。

樹林帯を抜け、急登を超えると乗鞍岳へ。3,000m級で最も楽と言われているようだが、それは晴れた日の話なのだろう。


白馬大池では珍しい二重の虹が。

雷鳥坂では見たかった雷鳥が1羽だけ見れた。残念ながらすぐに茂みに入ってしまったので写真は撮れず。

小蓮華山へはすぐに着く。

若干紅葉も始まっている様子。台風が来ているようだが、風は予想通りそよ風程度。

白馬岳まではなかなかの歩き応えがあるかと思った。ザックが重いからか。

白馬岳頂上宿舎。テント場は白馬岳山荘にはないためこちらに。迷った末、山荘に泊まらせてもらうことにした。宿泊客は1人だけだった。

朝日に照らされる山肌がまた良い。

白馬岳と白馬山荘。山荘泊りならこちらの方が良かったな。

まず杓子岳に向かう。

くっきりと見える剱岳を眺めながら歩くと

白馬三山の一つ、杓子岳へ。

次は白馬槍ヶ岳だ。

最高の眺めだ。これで去年のリベンジは果たした。

白馬鑓からもまた絶景と言って過言でない風景を眺めることができる。こちらは白馬岳の方を見たもの。

そしてこちらが、今回の旅の胆となる、唐松岳の方を見たもの。近くは劔、遠くは槍が良く見える。劔へは来年行こう。

天狗山荘を超えると、今回の難所不帰の瞼へと入っていく。

まずは天狗の頭へ登り

天狗の大下りから


不帰の瞼へ入ってゆく。20kgほどかと思われるザックの重さと大きさがネックだ。

時間との戦いの末、難所を超えた者だけが逢うことができる、その感動はそこにあった。

写真で見ると大したことはないのかもしれないけど、この夕焼けに辿り着いたとき、自然と溢れ出る涙を感じずにはいられなかった。

今日の目的地の山荘はあと少しだ。…今日の?そう。旅はまだ終わらない。

テントを張る前に夕焼けと唐松岳を眺める。

唐松岳山荘に別れを告げ、五竜を目指す。

牛首の鎖と言うらしいが、前日の不帰の瞼と比べると大したことはない。

唐松岳から五竜までは意外なくらいにあっさりと着く。
五竜山荘で荷物をデポさせてもらうと、五竜岳へはすぐ着いた。

ここで迷う。飛ばせば遠見尾根から降りられる。けど、まだ日程には余裕がある。

ゆっくりすることにした。午後から昼寝していたが、17時半を過ぎた頃くらいか。風速が急に強くなった。
ペグ代わりの石は何の役にも立たなくなり、風によりテントは押し潰されそうに。
夜は更に強くなるだろう。これはだめだ。山荘に避難させてもらうことにした。なお、ポールは折れ曲がり修理に出すことに。
山荘へは同じく避難してきた人が。その人と飲んだ缶ビールは反則的に美味いものだった。

遠見尾根から下山。



あまりにも良く、名残惜しいことも手伝って、何度も足を止めて振り返りながらの下山となった。
コースタイム4時間のところ、6時間近くかけたのではなかっただろうか。

下山後に眺めた白馬三山。また来ても良いな。