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2017年08月06日

さすがに人を馬鹿にしてや過ぎないか?

某団体に所属する人から写真の応募を頼まれた。
山仲間のツテでその人とは何回かご一緒させていただいたことがある人だ。
勝手にこちらが山仲間と認識していたことが愚の骨頂であった。

「イベントがあり、その中で写真コンテストがあるのだが、3件しか応募がなく困っているので応募して欲しい」
依頼された趣旨だ。そこまで応募が少ないのならと、那須岳にはほぼ来たことがなく、写真が下手の横好きな後輩にも声をかけてみた。
彼はマニュアルフォーカスを好んで使うが、明らかにピントを外すことが極端に多く
(例えば、明らかに人物を撮っているはずなのに、足元の砂にピントが合っていたり、地蔵を撮っているハズなのに、そのすぐ後ろにある石にピントが合っていたりとすることが多い。それを見ても『ピントが薄い』と平気で言っていたりする)
構図も知識はあるものの無駄に空間を間延びするくらいに入れてみたり、どう見てもあと2歩前に出ることが必要であったり、
入れない方が良いだろうと思うものを何も考えていないかのように無駄に入れてみたりと突っ込み所満載の写真を撮る後輩だ。
ただし、機材に金の糸目は付けずに買い漁るような所があり、まさに下手の横好きの典型のようだ。

「応募方法は?」「私の所に持ってきてもらえれば。お願いします!」
デジタルになって大量に写真が撮れるようになった。那須岳は毎週に近く行っている。となると、その写真は2万枚近くにはなろう。
正直な話、選ぶのが億劫になり、適当にそれなりの見栄えのものを2枚4つ切ワイドで焼いた。
この大きさとなると、それなりの金額はする。親が金持ちの後輩とは異なり、こちらには多少痛い出費となる。
それを持ち、山仲間の1人と思い込んでいた人に会いたいがために有休を取得し、提出に出向いた。
(職場では今ほぼメインで動いており、休むと周りからキツそうな目で見られるため、なかなか休みにくい)
その場では丁寧に対応してくれたが、何か事務的で一種の営業トークのようであるかのようにさえ聞こえていた。
そのまま那須岳を登りに行くため、そちらに寄っているとスタートが遅れるのだが、
仲間に会えるという期待から頭が回っていなかったことと思う。
その時にパンフレットを見て知ったのだが、この写真は事務所に持って行くのではなく、郵送する必要があったよう。
それでもその時は、その人は郵送しておきますよと言ってくれていた。

後日、ツテとなっていた友人から聞いた。
内容は、その写真は郵送するもので、こっち(事務所)に持って来られてもね(迷惑だし困るといったことだろう)と言っていたようだった。
その写真についての連絡事項があるついでに、誰にも教えてはいない、こちらのブログをやっている旨も書いてみた。
それに対して、やはり事務的なメールと後で覗いてみるといった趣旨の返事が来ていた。
(見て分かる通り、コメントとかは一切ない)
友人は自分の山関係での知り合いが女性である場合は、別の人が連絡を取ろうとすることを極端に嫌がる。
その理由で、その人のことを言わば悪者のように仕立て上げていたのかもしれない。
個人的には、その人はそこまで裏表が激しいようには見えないのだ。

そういったことがあったため、その人が所属する某団体に対しても、若干の疑念を持って窺うようになっていた。
そして今回コンテストの結果が出た時に、疑念はより濃いものになっていった。
正直選ぶのを放棄した僕の写真が外れていたのはそれは仕方ないことであるし、出す時も入賞等は夢にも思えない内容だった。
では何が問題か。
機材だけの凡庸かつほぼ那須に来たこともない後輩の写真が入賞に入っていたのだ。
他にどう見ても凡庸な写真が計3枚入っている。それらに共通することは1つ。
人物が入っているのだ。特に後輩の写真以外の2枚は、別に那須岳でなくて良い写真だった。

コンテストは完全に選者の主観によるものということくらいはさすがに解る。
ただ、今回はまた酷い結果だった。
自称プロカメラマンも選者の一人になっているそうだが、某サト○カメラでもプロカメラマンは常駐しているほどだしね。
(サ○ーカメラの展示会は酷いもので、苦笑してしまうことが多い)

今回驚愕の念を禁じ得ないのが、僕が落ちるのは仕方ないこととして、あの適当にピントリングまわして、構図をあまり見ずに、極端な話、適当にシャッターを切っている後輩の方が入賞になっていることだった。

後日談として、営業が終わったのか、某団体のその人から連絡は一切来なかったことを付け加えておこう。



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この記事へのコメント
心中お察ししますが一応プロのカメラマンが選んだので後輩の写真に何かいいところがあったのでしょう

適当に撮っても感性が素晴らしいとか技術では表せない何かがあったんじゃないですかねぇ?

後輩や選出者を妬むのでは無く自分の感性を磨いたらどうでしょうか
これからも楽しみにしています
Posted by 通りすがり at 2017年08月06日 08:42
通りすがりさん、初コメントありがとうございます。
なんともみっともない所を見せてしまいましたが、温かい心遣い痛み入ります。

現在は機材の性能が飛躍的に上昇し、プロとアマの境界は限りなく薄れてきていることと思います。
結果として観る側としても、目が肥えてきているので、そちらもまた然りといったところでしょうか。
(知り合いのプロカメラマンさんは、教室を開くと最初は皆馬鹿にして話を聞いてくれないと言っていました。
対処としてA0の大きさでプリントさせるそうです。厳密な所まで粗が見えてしまい、次回以降はおとなしく聞いてくれるようになるそうです)

後輩の写真は改めてPCで見てみましたが、どうなのでしょうね。
毎週に近く那須岳に通いその表情を見てきていた者として、「これは那須じゃなくても」「タイトルと中身の乖離が激し過ぎるだろう…」「主題はどこに?」といったものが選出された結果が事実としてそこにあり、ある意味何か那須岳を馬鹿にされたように見受けられてしまったため、正直な心情を吐露した所でした。

妬みの感情は一切ありません。
本文中に書いてあるような写真を自慢げに幾度となく見せられておりますので。
(その都度「凄い解像度だね」と答えている次第です)
もっともそれらを事も無げに入手できる財力だけは羨ましいとは思いますがね。

感性を磨く、それは必要であると思います。
より多くの方の撮られた写真を拝見させていただいたり、自分でも未だ見ぬ風景に出会ったり、試行錯誤しより多くのシャッターを一枚一枚丁寧に切ること等が肝要かなと思います。
なお、後輩の持論では「写真に感性は不要。そもそも感性感性と言うのであれば、それを論理的に説明してみろ」だそうです。
Posted by 774RR774RR at 2017年08月06日 23:11
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